2020.08.17 スタッフブログ
24時間換気システムメンテナンスと高気密住宅
こんにちは!バウハウスの天野です。
今日は換気の調子が悪い?というOBさんのお宅へ訪問してきました。
まずは排気孔が空気を吸っているか確認
ティッシュが張り付けば問題なく、吸い込んでいます。
埃がついていたのでお手入れ。
良い機会なので本体のお手入れも・・・。
ということでタカハシの出番です。
大体のお宅が浴室の上に機械を設置しています。
まずは蓋を開けて中を点検。
続いて24換気のお手入れへ・・・スイッチは切るにしましょう。
ドライバーを使用しファンを取り外します。
およそ10年分の埃がたまっていたものの、換気機能は十分働いていました。
ということで、このファンもきれいに埃を取り
元の位置へ。
メンテナンス詳細はジェイベックホームページにも記載されています
最後に各室の換気量を測定し、問題がないかをチェック!
排気孔をふさぐように荷物を置いている個所は荷物の移動をしてもらいました。
また、窓を開けて換気をしているとの事でしたので、閉めておいた方が換気機能が働くことをお伝えいたしました。
窓を開ける=換気 とはよく勘違いされますが、空気の吸排気を計算した高気密住宅なので
窓は閉めた状態の方が換気機能はよく働きます。
ご存知の通り、弊社は高気密住宅でC値(建物の隙間数値)の平均が0.3~0.2です。
この数値は低ければ低いほど家の隙間が少ないことを示します。
1棟1棟この気密祖検査を行っており、最近では0.1などの数値が出ることもあります。
私の家は0.4なので、やや劣る?と思いきや、国の定める省エネ住宅の基準値は驚くことに5.0なので
いかに弊社が高気密住宅であることがわかるかと思います。
さて、この気密についていくら数値が低いから良いと言っても何が良いかなんてさっぱりわかりませんよね。
簡単に説明すると蛇口につなげるホース。
蛇口をひねると水が出てきますが、ホースに穴があくと水が漏れてしまいますよね。
たくさん穴が開いていたらどうでしょう?
ひねってもひねっても水がなかなか思うように出てこない!
しかし、穴の開いていないホースであれば水はスムーズに蛇口からホースの先に届きます。
空気にも似たようなことが言え、給気孔から吸い込んだ空気を家に取り込み、汚い空気は外へ排出されるよう強制排気されます。
この強制的に排気を行うのが24時間換気システムになります。
なので家の隙間が多いと空気の流れが悪くなり、汚い空気はいつまでも排出されず家の中にとどまってしまいます。
ホースにたくさんの穴を開けない為に窓は閉めておくことをお勧めしますが、気候の良い日はもちろん、風の心地良さを感じてお過ごしくださいね。