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ご存知のとおり寺社仏閣が数多く立ち並ぶ鎌倉。
年間を通じて数多くの散策人が訪れる人気スポット。
その日は、紅葉シーズンも終わった平日だったが、 そんな静かな鎌倉をあえて散策する光景があった。
鎌倉の散策は、住宅の中を抜けていく。
鎌倉の街並みは、一軒一軒の住まいが、けっして主張しるぎることなく建っている。
鎌倉に住む人々は、鎌倉の街並みの風情を大切にしているのだと感じる。
「佐助」
鎌倉駅から徒歩10分ほどで佐助の街並みに入る。
散策人のお目当ては、銭洗弁天と佐助稲荷神社。
「立川コンクリート工業株式会社」と書いてある細い電柱に出会う。
散策していると意外なものに気づき、それが愉しかったりする。
歴史を感じる電柱とも分かれ、いざ銭洗弁天へ。
鎌倉は岩盤地層でできていて至るところに貫通洞がある。
その昔、人の手で掘られた洞窟が銭洗弁天への入り口だ。
貫通洞を抜けるとき、その先の景色を期待し胸躍らせるのは何故だろう。 これも、鎌倉ならではの風情なのだろう。
そして、佐助稲荷神社へと足を伸ばす。
佐助稲荷神社は、銭洗弁天とともに源頼朝に由来する由緒ある神社。
境内の階段では住職がイチョウの落葉を掃いていた。
境内に立つイチョウは黄色く染まり、木洩れ日がきれいだった。
それでも、今年の紅葉はいまいちだったと住職は言う。
夏の台風が、駿河湾の塩水を運び鎌倉一帯が塩害にさらされてしまった。 多少、残念ではあったが来年に期待しよう。
境内の森の中では、人に慣れたリスたちが駆け回る。
住職ともずいぶん仲が良さそうだ。
何種類もの小鳥達も冬の訪れに向けて冬支度。
そんな、人の住まいと自然が隣り合わせの環境も鎌倉の魅力。 |
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