冬の建築探訪

寒さが一段と厳しくなってきました。

ということで冬の建築探訪のテーマは、少しでも温かくなるような話題にしたいと思い、温泉建築です。今回おすすめしたい温泉建築は、群馬県吾妻郡中之条町にある四万温泉「積善館」です。

四万温泉の近くには、とてもきれいな川が流れています。

 

ニホンカモシカに遭遇してしまうような山の中に、四万温泉はあります。

 

積善館は「本館・山荘・佳松亭」という3つの建物に分かれているのですが、おすすめなのが一番古い本館です。積善館は1691年(元禄4年)に誕生し、幾度か改築をしながらも現存する日本最古の湯宿建築となっています。開業から300年以上経っていると考えると驚きです。

この赤い橋を渡ると積善館の本館です。この雰囲気は何かに似ていると思いませんか。

実はジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われています。夕景の写真が撮れていればもっと伝わったかもしれません。すみません…

入口から古い歴史を感じます。

そしてこの積善館で一番おすすめしたいのが温泉です!

「元禄の湯」は昭和5年に完成し、現在も当時の姿のままになっています。扉を開けるとそこには5つの湯舟があるだけ…ですが、このアンティークな雰囲気が普通の温泉にはない魅力があり、タイムスリップしたような気持ちになります。ちなみに脱衣場はお風呂場入口の脇にちょこっとあるだけです。(設備の面で不安な方は、別館の新しいお風呂にも入ることができるので安心です。)

温泉以外にも本館にはいろいろ見所がたくさんあります。

伝統を感じる和室があったり、

 

建物の中にこんなトンネルがあったり、

色づかいが絶妙な休憩室があったり、

お洒落な階段があったり、

カメラを持ってフラフラするといっぱい写真が撮りたくなってしまいます。他にもたくさん見所はありますが、あとは行ってからのお楽しみということで…

タイミングが良いと宿の方から建物の説明をしてもらえます。もしご興味がある方は、ぜひ一度訪れて体感してもらえればと思います。

四万温泉には、歓楽街やコンビニなどありません。少し不便で、特別なものはありませんが、湯に浸り、しっかりと身体を休めることができることが最高の贅沢です。

薪カゴ いかがっすか?

いよいよ毎朝寒くなって参りましたねぇ。薪ストーブシーズン到来!です。

寒いのが苦手な私は、既に全身をあったか衣類で覆っておりますが、バウハウスの高性能事務所は暖かい為、のぼせぎみです、、w

そうそう、先週催されました夜の見学会は大変ご好評を頂き、誠に有難うございました!また来月も企画しておりますので、是非皆様ご参加下さいね!!

さて、話は変わり 薪ストーブユーザーの皆様はお部屋に薪をどうやって運んでいますか?せっかちな私は「薪カゴ」を使っております。「薪カゴ」があると2日分位は一度で運べます。

試しに完成見学会で置いてみたところ、さほど反響はありませんでしたが(w)

 

会場をお貸しいただいたお施主様に使っていただいております。

これらは残材で造れますので、もしご興味がありましたらコメントをおよせください。

反響次第で『薪カゴを造ろう!』イベントを開催しようかな・・と考えております。

ご意見お待ちしております!!

 

 

楽しさ広がる「ガレージ」という空間

いつも大変お世話になっております。1Bです。

最近、多くのお問い合わせをいただくガレージという空間。

車やバイクを趣味にもたれる方には憧れの空間です。車両の保管庫=男の隠れ家というイメージが強いですが、屋根断熱を行うことで居住性が増して使い方が多岐に広がります。

例えば広い作業スペースとして

夏の木工教室

炎天下の夏日はもちろん、雨の日の作業も行えます。強風で飛んでしまったゴミを慌てて拾いにいくこともありません。

キャンドル作りに挑戦

室内では抵抗のある匂いや煙の出る遊びも半屋外のガレージなら気になりません。

あるいはパーティー会場として

お正月に開催した餅つき大会

大人数での飲食もできます。小さなお子様が食べ物をこぼしてしまっても不思議とおおらかな気持ちでいられます。

または撮影会場として

某飲料メーカーのCM撮影会場として使われることも?

発想次第で楽しみは無限に広がります。

特にガレージ計画に対して奥様の冷たい視線を感じているご主人方、参考にしていただけましたら幸いです。

バウハウス事務所の外構工事

 

インスタグラムなどでバウハウス野田事務所の改修工事が取り上げられていましたが、ようやく母屋部分が完成して、日々快適に仕事に取り組んでいます。

 

先日、事務所改修工事の流れで外構工事をすることになりました。

以前は下記写真のような生垣がありました。

今回は生垣を撤去して板塀をつくりました。事務所近くには小学校がある為、通学時間になると多くの小学生が事務所の前を歩いています。しかし前面道路の交通量が多く、生垣も少しはみ出てしまい、歩道部分が狭くなっていたので、以前から気になっていました。

 

そんな思いもあり今回の板塀工事を頑張ってみました。施工は弊社で一番若い工事課のS君と私(3B)の2人で行いました。

まずは、束石に土台を固定して、板塀を張る為の枠づくりをしました。予定では1日で完了させる予定でしたが、慣れない作業で手間取ってしまい、板張りは次の日に持ち越してしまいました。

次の日は残念ながら雨…悪条件の中でしたが、S君が木の曲がりを丁寧に見分け、水平垂直をしっかり確認し、玄能(げんのう)で釘打ちをしました。なんとか板塀をきれいにつくることができました…

通常ですと、板塀は木材保護塗料のキシラデコールを塗って仕上げますが、新たな試みとして注入材入りの木材を使用し、無塗装の板塀になっています。

貝塚モデルハウスでも同じような板塀を見ることができます。最初は注入材の緑色が強いですが、経年変化で色がぬけて落ち着いてきます。

少しづつバウハウス野田事務所が様変わりしてきましたので、弊社を通りがった方はぜひご覧ください。

土地選びの重要ポイント:インフラ設備の確認

こんにちは。1Bです。今回は土地選びの気になる点、上下水や電気などのインフラについて少しお話しします。不動産情報を眺めていてまず気になるところは場所、価格、広さ、道路の方角などなど。思い描いている暮らしが叶いそうな場所か、建築予算と合わせて無理のないローンの返済計画が立てられる金額なのか。この時、案外見落とされがちなのものがインフラの状況です。土地の販売図面では下のように設備として情報が載っていることが多いと思います。

上の土地の場合、公共下水は宅内引込済みとなっていますが公営水道(上水)はどうなのでしょう?ガスはプロパンガスしか利用できないのでしょうか?実は土地の販売図面の表記は不動産屋さんによってまちまちで、例えば設備に「上水 本下水 都市ガス」とあっても、実は前面道路には来ているけれど宅地内には引き込まれていない場合があります。そのような場合、新たにインフラ設備を宅地内に引き込むには行政や水道局の定めに応じた受益者負担金と、道路から宅内に配管を引込む工事費用が発生します。条件にもよりますが、この費用の合計は100万円以上の大きい額になることが多いです。古家がある土地でも、前オーナーが設備を引込まず負担金を支払っていない場合もあります。暮らしに必要な設備ですので省くわけにもいきません。後々予算オーバーにならないように、土地選びの際は不動産屋さんに宅地内への引込み状況を必ず確認しましょう。

上水や本下水が整備されている地域でも、前オーナーが井戸水や浄化槽を使用していた場合、設備が宅地内に引き込まれていないことがあります。

電気に関しても同様です。市街地であれば簡単に供給される感覚がありますが、土地の条件によっては宅地内に電柱を立て、道路から電線を引っ張ってこなければならない場合があります。この場合、使用する電柱の大きさや本数、電線の長さ等に応じた費用負担が発生します。周辺の相場より随分安いと思われる土地など、実はそうした理由があるかもしれません。

大自然に囲まれた丘の上の広大な敷地。 電気はどこから?東電さんに相談だ!

専門的で不慣れな土地選び。不動産屋さん任せになりがちですが、建築屋目線での土地の見方もあります。少しでもお力になれましたら幸いです。お声掛けください。

 

秋の建築探訪

めっきり寒くなり、秋らしい季節になってきました。

秋といえば紅葉狩り、そして芸術の秋。

今回は両方を一緒に楽しめる建物を紹介したいと思います。

ここは長野県北佐久郡軽井沢町にある「タリアセン」という場所です。

敷地の中には、美術館、レストラン、庭園、子供と遊べるアトラクション、

見学できる山荘などがあります。

おすすめはたくさんあるのですが、タリアセンの中にある

「ペイネ美術館」が特におすすめです。

湖の橋を渡ると赤い小さな建物が見えてきます。

A.レーモンドという建築家が昭和8年に建てた「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を移築したものです。現在はフランスの画家レイモン・ペイネの絵が展示されています。

木造の別荘なので、美術館というよりも別荘に遊びに来た感覚です。

中に入ると木の素材に包まれます。

窓も木製、柱・梁も丸太のままで迫力があります。

外から見ると平屋に見えますが、大屋根になっていて2階があります。

バウハウスの家のような屋根裏と吹抜けがあります。

この建築の面白い場所が実は上の写真の左側に隠されています。

 

 

なんと別荘の中に、スロープがあるんです!

スロープと屋根の勾配が同じになっていて、上り下りの際の感覚がとても新鮮でした。

別荘自体は大きいわけではありませんが、あえて面積をとるスロープを採用した

A.レーモンドさすがです。

実は私が見学した日は、なんとレイモン・ペイネさんの絵が展示されていない日だったのです…

しぶしぶペイネさんのポストカードだけを買って帰りました。

また軽井沢に遊びに行ったときには、再度見学しにいきたいと思います。

合併浄化槽って何だろう

調整区域などの土地には本下水が整備されていない事が多いですよね。

さて問題です。この様な下水管が整備されていない地域に生活排水を流す事はできるでしょうか?

答え:合併浄化槽を設ければ可能になります。

浄化槽には大きく分けて「単独処理浄化槽」と「合併処理浄化槽」の2つのタイプがあります。単独処理浄化槽はトイレの排水しか処理できませんので、台所や風呂場等からの排水処理ができる合併浄化槽が一般的です。

日本では2001年4月 に単独浄化槽の新設が禁止され、現在は合併浄化槽のみが認められております。

浄化槽に流入した汚水は固形物の沈殿・ろ過といった物理作用+バクテリアによる分解等で浄化され、側溝等に放流されます。

合併浄化槽では BOD除去率90%以上、放流水のBOD濃度20ppm以下 であることが定められています。(BOD:水の汚染を示す指標)

イメージとしては、小さな汚水処理場が敷地内にある感じですかね。

浄化槽を据え付ければ本下水の様に使える訳ではなく、4回/年の保守点検が必要で、1~2年に1回堆積汚泥の汲み取りが必要になります。点検・汲み取り費用は地域に依って多少違う様ですので、業者さんの見積もりを比較しても良いかもしれませんね。

これらをしっかり実施していれば臭気があがる事は殆どないのですが、バクテリアを死滅させると臭気が発生する原因となりますので注意しましょう。

通常はブロア(ポンプ)で空気を送っていれば死滅しないのですが、生活排水に漂白剤や抗生物質(排泄物内など)が混ざるとバクテリアを死滅させる可能性があります。これを防止するには酸素系の洗浄剤を使ったり、浄化槽用に作られた洗剤を使う等の対策があります。

一度死滅したバクテリアが規定量に復活するには結構時間がかかりますので、上手につきあっていきましょう。

「自分が出した生活排水は自身で浄化・処理する」

本下水を利用していると分からない浄化の仕組みを学ぶ良い機会です。夏休みの自由研究にもってこいの題材ですよ!(遅いって?)

 

 

 

 

 

バウハウスオリジナル造作家具を作りました。

いつも大変お世話になっております。1Bです。

弊社野田事務所では今までお客様とお打ち合わせいただいていたスペースが手狭になったこともあり、設計室として使っていた離れを打ち合わせスペースにするべく営業課のB達は最近母屋へ引っ越しいたしました。

今日は、そんなB達のいなくなった離れにお打ち合わせ用のテーブルを手作りしました。見覚えのあるバウハウスオリジナル…とは若干違う、テーブルの四方に椅子を並べられる実験的なデザインです。弊社代表の、「ちょっと手を貸して」の一言で、たまたま居合わせたスタッフが納期の短い仕事の手を止め大急ぎで組み立てます。

写真では分かりにくいですが、長さ3mの大型テーブルです。

組み立てが終わると材料のラジアタパインに植物性のオスモオイルを塗って仕上げます。DIYで家具を作られる方も、こんな感じで一手間かけて仕上げていただくとツヤも長持ちして汚れにくくなります。ぜひお試しください。

設計担当の戦場だった面影はすっかりなくなり、まるで森のカフェのような空間になりました。

お打ち合わせにみえた際に、「あのテーブルだ」と思い出していただけましたら幸いです。皆様のお越しをお待ちしております。

ZEH物件上棟!

 

昨日茨城県石岡市において『ZEH』物件が上棟致しました。

写真は、屋根の施工途中ですが、急斜面の中を軽快に作業する大工さんの様子です。

私は怖くて上がれません。

こちらの住まいは今回ZEH(ゼッチ)という補助金申請をしています。

なんと75万円の補助金が貰えます。

家づくりにご興味がある方ならば、雑誌や広告などでZEHという言葉を

聞いたりしたことがあるかもしれません。

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略になります。

住宅の性能(断熱・サッシ等々)を上げて省エネルギー化、

そして太陽光発電等でエネルギーをつくり、

自宅で消費するエネルギーをゼロにしましょう、というものです。

つまり「エネルギーをゼロにする=光熱費などのランニングコストを抑える」

というメリットがあります。

弊社では昨年からZEH物件を手掛けていますが、

実際住まれているOBの方にお話しを聞くと、

電気代が売電により収支の合計で月々10,000円以上利益があるとの事でした。

 

ここで注意しないといけないのが、どんな家でもZEH申請できるわけではありません。

①ZEHビルダーに登録されている会社が設計、建築または販売を行う住宅のみ補助対象

②再生可能エネルギーの導入(太陽光発電等)

③申請時期や補助金は年度によって変更あり

弊社は昨年からZEHビルダー登録をしていて、住宅の性能面でも標準仕様に「太陽光発電」を設置するだけでZEH基準をクリアすることができます。もしご興味がある方はご相談下さい。

今回はZEHの概要を説明しましたが、今後も少しづつ詳細な部分を取り上げていきたいと思います。

家づくりに欠かせない単位「尺貫法(しゃっかんほう)」

うぅ~、、今日は寒いです。嫌ですねぇ、、寒いの。

そういえば、皆さんの生活する上で馴染みのある単位に「メートル法」がありますよね。建物を造る上でもこの「メートル法」が一般的ですが、その裏には「尺貫法(しゃっかんほう)」が潜んでいるのをご存知ですか?

中国が起源の単位ですが尺貫法という名称は日本独自のものです。1尺とは約303㎜になり、これより小さな単位に「寸(約30.3㎜)」「分(約3㎜)」「厘(約0.3㎜)」があります。現場の職人さんと話す際には覚えておく必要があります。

ホームセンター等でメジャー売り場に行くと、写真の様に目盛りが2種類ある商品を見かけると思います。これは上段が「尺貫法」下段が「メートル法」になっていますので、「尺貫法」が分からない場合はメジャーを見ながら話すと良いでしょう。

この他建材関係も「3」で割り切れる寸法で売られている事が多いのは「尺貫法」の名残です。設計する時は「3」を意識すると経済的です。

少し見辛いですが、この方眼紙(少し高価です)は間取りを描く為に作られたもので、間取りを考える時には大変重宝します。

普通の方眼紙は「10㎜角」ですがこれは「9.1㎜角」になっています。木造のグリッドは尺貫法で3尺=909㎜ですので、現在では分かり易く909㎜→910㎜としている事が多い為、実際の1/100縮尺の9.1㎜角となります。この方眼紙、なんと!壁のラインまで描かれている優れものです。

このひとマスが半帖、2マスで1帖になります。更に4マスで2帖(1坪)です。「尺・・帖?坪??」とそろそろ頭が混乱してきたところで今回は終わります。

次回より簡単な間取りの作り方をご紹介していきたいと思っておりますので、引き続きBAUBLOを宜しくお願い申し上げます!