第166回 エアコンの効く住まい!

 こんにちはバウハウスの三品です。今年の夏は異常ですね。過去に経験したことがないような猛暑、危惧していた異常気象が「本格化」したのでしょうか?
日中が暑いのはまだしも真夜中、朝方でも気温が下がらないのですから困ったものです。気象庁の予報では8月いっぱいはこんな天気が続くと言っています。
 日中が暑くても、夕方には夕立があり、寝るころには涼しくなった、以前の気候が懐かしいですね。そんな気候に対応していたのがこれまでの日本の家造りと
暮らしの知恵でした。建物は壁で囲わず建具で囲い、夏は建具を開放し、建物の隅々まで風を通して暑さを凌ぐ。そんな生活が成り立ったのも、暑さは一時の事で、
ムシムシはするけど風が吹けば凉が得られる。団扇や扇風機があれば何とかなったのです。
 しかし、今年の気候はそんな暮らしを根底から見直さなければならないと思いました。窓から入ってくるのは40℃の熱気や熱風です。冬が長く厳しい欧州の国々の
生活は、自然の過酷さから身を守る、防御的な暮らしが根底にあります。建物は石壁や土壁で頑丈に囲い、明かりや風を通すための役目として窓を設ける。自然と対峙する暮らしです。
 今年の猛暑はそんな欧州型の暮らしを考える機会を与えてくれました。日本の夏は暑いだけでなく、湿度が高いので夏を快適に過ごすにはエアコンが必需品です。しかし、
ほとんどの住まいは従前の開放的な造りが根底にありますから、エアコンの効きが良くありません。隙間が多く、断熱が不十分な住まいではエアコンをつけても冷たい空気と
暑い空気が混在し、不快な環境を作り出してしまいます。特に足元付近は冷気が滞り、痛みを感じてしまうほどです。結果、エアコンを止めて我慢してしまう。
エアコン嫌いの原因はこんなところにあるようです・・・。あなたはまだ暑さを我慢して暮らしますか?