第169回 寒さ対策

 こんにちはバウハウスの三品です。めっきり秋らしくなり朝晩は暖房が欲しいと思うぐらい冷え込むようになりました。庭木の葉も色づき始め秋も日増しに深みを増してきました。ついこの間までの猛暑を忘れてしまいそうな今日この頃です。
 それにしても今年の夏は暑かったですね。それを物語るように、総務省の発表ですと今年の5月から9月までで全国で9万5千人余りの人が救急搬送され160人もの人が命を落とされたそうです。死者は22年の171人を下回ったものの搬送者は過去最多だった25年の5万8千人余りを3万6千人も上回り過去最多を記録しました。今年の夏がいかに猛烈だったかがわかります。都道府県別の搬送者数では東京の7843人、大阪7138人、愛知6629人と大都市圏が多い傾向です。また、全体の半数は65歳以上の人で、発生場所は庭などを含む住宅地内での発症が43%を占めたことに注意してほしいと思います。
 そして、間もなく寒い冬を迎えます。寒くなると注意したいのがヒートショックによる死亡事故です。同じく総務省の調べによると年間1万7千人余りの人が住宅地内での温度差で命を落としている事に驚かされます。
 私の知る限り、欧米の先進国でこんなに多くの人が住宅地内で死亡している事例は聞いたことがありません。原因か何かというと我が国の住宅の断熱性能の低さとそれに対する住みての意識です。「暑さ寒さは我慢するもの」、「エアコンや扇風機で暑さを凌ぎ、寒さは重ね着や炬燵で凌ぐ」。こんな時代遅れの認識が事故の一因となっています。こと、住まいの暖冷房は「我慢や節約」が美徳ではありません。命と健康を引き換えにしている事を理解してください。部屋を暖めるのではなく、家全体を暖めることが肝心です。寒さにご用心。

第168回 神無月

 こんにちはバウハウスの三品です。猛暑も去ってやっと秋めいた天気になったと思ったら、昨日は11月並みの天気ということで一気に冬の陽気です。寒さで震えがきました。ストーブでも焚こうかと思ったぐらいです。今日は久しぶりの秋晴れですが、この天気も今日いっぱい、明日からは台風の影響で大荒れが続くようです。なかなか安定しない秋の陽気、秋晴れの行楽日和は当分お預けのようです。
 さて、10月は旧暦で神無月(かんなづき)と呼ばれています。年に一度、全国の神様が出雲大社に集まって会議を開く時期なのです。ですから全国の神様が不在となるので神無月と呼ばれます。集まった神様は何を話し合うかというと、人の運命や縁を決めるのだそうです。遠く離れたもの同士が知り合い結婚できるのはこの会議の結果とされています。 さらに、来年の天候、農作物、お酒の出来などが話し合われるそうです。
 なぜ会日の場所が出雲大社なのかというと出雲大社の祭神は大国主神(オオクニヌシノカミ)で大地を司る神様なのです。大国主神にはたくさんの子供たちがおり、その子供たちが全国を管理しており、年に一度出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をするのだそうです。やがて他の神様も一緒に出雲の国に集まるようになり、神のいない月となったそうです。
 私も仕事がら地鎮祭を執り行い工事の安全を祈願します。この時願い事を届けるのは大国主神様です。では神無月に地鎮祭を行っても効果がないかと思いきやすべての神様が出雲に出かけてしまうのではなく、ちゃんと留守をする神様がおるのだそうです。その代表的な神様が「恵比寿神」、そのほかにも「金毘羅神」や「道祖神」などの神々が留守を守りますので神頼みはいつでもOKという事らしいです。神様の世界は年中無休なのですね。 ちなみに出雲の国では10月を「神在月」と呼ぶそうです。

第167回 グルメにビンゴ!

 こんにちは。バウハウスの三品です。天気の方は相変わらず猛威をふるっています。いつになったら落ち着くのか?気になる処です。
金足農フィーバーで盛り上がった今年の甲子園、選手が全員地元、しかも効率の農業高校という異色のチーム、
あらに秋田の学校ですから、東北生まれの私としても十分たのしませていただきました。今年こそ優勝旗が白河の関を越えてほしいと願いましたが、いかんせん相手が強すぎましたね。
さて、今年の夏も恒例の様に青森のねぶたに出かけました。いつもは旅のテーマらしきものを決めて事前にルートや宿の手配をするのですが、今年はメンバーも決まらず、日程が決まったのは出発の直前でした。そのため宿の手配もままならず目当ての宿は何処も予約がいっぱいです。そんな状況でみつけた鳴子温泉の宿、売りは食事、宮城の海鮮バイキングです。この手の食べ放題、まずくはないがおいしいと思ったためしがなく、そんなに期待していませんでした。しかし結果は予想が見事に外れビンゴだったのです。刺身などの海鮮は一人前ずつ丁寧に器に盛られ、見た目もおいしさを感じましたし、ほかの料理も同様でした。ついつい食べ過ぎ、腹いっぱいになったのは言うまでもありません。
朝食も同様で食べ過ぎです。その日はお昼を抜いて、夕食は青森の新鮮な寿司をごちそうになりました。実は今回の旅、これといった目玉が無かったのでひそかに食事だけはこだわろうと思っていたのでした。そんなことで、初日は仙台老舗の牛タンをたらふく食べました。温泉宿の海鮮は予想に反しビンゴだったので、帰り道の食事も、遜色のないものを食べようと選んだのが「うに丼」。場所は南三陸のさんさん市場。さすがにほんばの旬のうに丼、おいしいの一言につきました。鳴子のバイキング、三陸のうに丼、また行きたい・・・。

第166回 エアコンの効く住まい!

 こんにちはバウハウスの三品です。今年の夏は異常ですね。過去に経験したことがないような猛暑、危惧していた異常気象が「本格化」したのでしょうか?
日中が暑いのはまだしも真夜中、朝方でも気温が下がらないのですから困ったものです。気象庁の予報では8月いっぱいはこんな天気が続くと言っています。
 日中が暑くても、夕方には夕立があり、寝るころには涼しくなった、以前の気候が懐かしいですね。そんな気候に対応していたのがこれまでの日本の家造りと
暮らしの知恵でした。建物は壁で囲わず建具で囲い、夏は建具を開放し、建物の隅々まで風を通して暑さを凌ぐ。そんな生活が成り立ったのも、暑さは一時の事で、
ムシムシはするけど風が吹けば凉が得られる。団扇や扇風機があれば何とかなったのです。
 しかし、今年の気候はそんな暮らしを根底から見直さなければならないと思いました。窓から入ってくるのは40℃の熱気や熱風です。冬が長く厳しい欧州の国々の
生活は、自然の過酷さから身を守る、防御的な暮らしが根底にあります。建物は石壁や土壁で頑丈に囲い、明かりや風を通すための役目として窓を設ける。自然と対峙する暮らしです。
 今年の猛暑はそんな欧州型の暮らしを考える機会を与えてくれました。日本の夏は暑いだけでなく、湿度が高いので夏を快適に過ごすにはエアコンが必需品です。しかし、
ほとんどの住まいは従前の開放的な造りが根底にありますから、エアコンの効きが良くありません。隙間が多く、断熱が不十分な住まいではエアコンをつけても冷たい空気と
暑い空気が混在し、不快な環境を作り出してしまいます。特に足元付近は冷気が滞り、痛みを感じてしまうほどです。結果、エアコンを止めて我慢してしまう。
エアコン嫌いの原因はこんなところにあるようです・・・。あなたはまだ暑さを我慢して暮らしますか?

第165回 無事帰国!

こんにちはバウハウスの三品です。巡礼の旅も無事終了し23日に帰国しました。
2か月近くも海外で過ごしたのは人生初めてです。往復の飛行機だけ手配しあとはぶっつけ本番。
片言の英語とあいさつ程度のスペイン語、あとは身振り手振りでなんとかなりました。ホテルも取れましたし、
レンタカーも借りられました。なんとかんるもんです。でも、もう少し言葉が話せたらもっと楽しいだろうと
思うのはいつもの海外旅行の反省です。
 サンティアゴ巡礼はよくできたシステムだと感心しています。私の様に、詳しい地図も持たず、宿の予約も
無しで800キロを迷うことなく、寝床と食事に困ることもなく、無事歩き通せるのです。
 不安だった体力と脚力、初日のピレネー山脈越えは聞きしに勝る難所でした。でもなんとかクリアーできました。
足の豆は小指に1か所ですみましたが、中盤から足首の筋に痛みを感じるようになり湿布薬のお世話に、ラスト2日で
膝に痛みを覚えやばいと思いましたが大事に至らず歩き通せました。
 朝6時頃に歩き始め、午後2時頃には宿に着いてシャワーを浴び、洗濯、そして昼寝、夕食は7時から8時に済ませ、
9時には就寝、一日ひたすら歩くだけのなんとも健康的な毎日でした。全行程の6割ぐらいは山歩きで結構なアップダウンの
繰り返しです。登りは10キロのリュックの重みが肩に食い込み、急な下りは膝や芦子に負担がかかる苦しい歩きです。
しかしこの苦しさがこの度の達成感を一層盛り上げてくれるのです。サンティアゴに着いた時の感激はなんとも言えません。
 私の場合、巡礼の目的「心身を浄化し、再生する」ができたかどうかはあやしいですが、皆様にもぜひチャレンジして
ほしい旅です。

第164回 スペイン巡礼の旅2

こんにちはバウハウスの三品です。もう6月ですね。日本を立って約一月、たぶん今頃は巡礼の旅程も半分を過ぎ、巡礼路の都市「レオン」あたりを歩いているころと思います。
私が歩く予定の巡礼路は「フランスの道」と呼ばれ、フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポロから国境ののピレネー山脈を越えスペインの北西部を歩き、
ユーラシア大陸最先端のガルシア州のサンティアゴを目指します。もっとも重要とされ人気のある巡礼路です。
 巡礼宿は公営で5~10ユーロ、私営でも15ユーロで泊まれます。個室はなく大部屋の2段ベッドに先着順です。設備はいたってシンプルでシーツは無くマットのみ。
持参した寝袋でシーツと布団を兼用します。食事は自炊も可能ですが荷物の軽量化の為すべて外食としました。食事代を入れても一日約30ユーロ、4000円程度で過ごせそうです。
2か月で24万円、往復の飛行機代も入れて50万円程度で済みそうです。超格安の旅です。
 心配なのは体力、一日25キロ、着替えや雨具、日常生活用品一式をリュックに詰め背負って歩きます。荷物はなるべく軽量に纏め体への負担が少なくなるようにしました。
ややもするとあれもこれもとなりますが10Kを越えないようにしました。軽くするのが一苦労でほとんどを登山用品でそろえました。登山用品は高額ですがなんといっても軽さが魅力です。
 体力も半年ほど前から散歩に精を出し、5キロ、10キロ、15キロと距離を伸ばし体を慣らしてきました。しかし、連日という訳ではないのでこの点がちょっと気がかりです。
 とにもかくにも元気な帰国報告ができるように頑張ってきます。留守中、皆様にはご迷惑をかけることもありますがよろしくお願いします。

第163回 巡礼の旅行ってきます

こんにちはバウハウスの三品です。暦はもう5月になろうとしています。新緑がまばゆい季節ですね。今年は桜が早かったのであっという間に春が終ったような気分です。
いつもより季節が前倒しで、4月なのに夏日があったりと初夏を思わせる陽気が続きました。
 今日は久しぶりに本格的な雨降りです。4月下旬の雨は「穀雨」と言って春の終わりを告げる雨だそうです。
日本人は農耕民族なのでこの時期になると田植えの準備に取り掛かり、草木は花や葉を開き次の命を育む用意をします。
そんな時期の雨なので穀物を育てるための雨、「穀雨」と呼ばれるのだそうです。
 さて、話は変わりますが、私は5月の連休明けからスペインに2か月ほど旅に行ってきます。旅と言っても一般的な観光旅行とは趣が違い、
キリスト教の3大聖地と言われるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラに巡礼する旅です。サンティアゴには聖ヤコブの遺骸があるとされキリスト教の三大巡礼地に数えられています。
フランス国境のピレネー山脈を越え徒歩で800キロ先のサンティアゴを目指します。だいたい一日平均25キロを歩き35日で旅を終えます。
巡礼路は世界遺産に登録され毎年10万人以上がフランスからピレネー山脈を越えスペインのサンティアゴを目指すと言われています。
 私はキリスト教徒ではありませんが「徒歩でスペインを横断する」、「巡礼宿を利用すると1日3000円程度の費用で賄える」等々、
魅力的な旅だったので旅立つことを決めました。2か月という長期間で色々と懸念事項はありましたが、今の時期を逃すと体力的にもチャンスを逃してしまうという思いもあります。
 という訳で、しばらく日本を留守にします。皆様にはご迷惑をかけることもありますがよろしくお願いします。

第162回 待望の桜咲く!

こんにちはバウハウスの三品です。春本番ですね。4月は新しい年度の始まりで、何かと行事やイベントの多い月です。
会社の方も新しい期の始まりなので年度計画の作成や前期の反省などいつもの月よりなにかとせわしさを感じます。
また、本格的な花粉の飛散時期なので私にとっては対策に頭を痛める時節でもあります。
 この時期は庭木の新芽が一斉に芽生え、様相が日増しに変化していきます。そんな変化を眺めるのが楽しみの一つです。
我が家の庭は、早々に木蓮が花を咲かせ、サクランボはもう花を散らせ葉が大きくなりはじめました。ナナカマドやカエデは
新芽をつけ、ジュンベリーも花芽がもうすぐ開きそうです。自然は確実に時を刻んでくれています。
 そんな中、我が家の桜に今年は待望の変化が訪れました。去年まで植えて5年、花をつけなかった桜が今年は見事に花を
つけてくれました。樹高も3mを超えたのに花が咲かない桜とあきらめかけていたのですが、今年は枝のあちらこちらに花芽をつけ、
やっと花を咲かせてくれました。枝によって花のつきかたにバラツキがありますが、来年は枝いっぱい花を咲かせてくれるものと
期待しているところです。
 さらに今年は3月の下旬から初夏の陽気が漂い、外でのお茶や食事が楽しめる陽気が続いています。私は一足早く夏服に衣替え、
ここ数日は半袖で過ごしています。南の海では早くも台風が発生したと聞いていますが、今年はこのまま夏に突入でしょうか?
なにかとあわただしい季節の変わり目です。皆さま、体調を崩さぬようご自愛ください。

第161回 犯人はムクドリ?

こんにちはバウハウスの三品です。平昌オリンピックが無事閉幕しました。開催前は政治問題が懸念され、マスコミも冷ややかな論調が目立った大会でしたが
予想外のメダル獲得でマスコミの論調も一転、最後はオリンピックフィーバーで幕を閉じ、めでたし、めでたしでした。
 そして暦は3月、ひな祭りもまじかで春ももうすぐですね。今年の冬は例年より寒く感じましたが皆さんいかがだったでしょうか?
朝の室温が15度以下になることがめったになかった我が家も、今年はたびたび15度を下回ることがありました。日本海の大雪や、
寒さで野菜不足になったりと、気候変動の影響が出ているでしょうか?日本海の大雪では15年前に福井で建てた住まいの積雪が気になりました。
2メートルの雪に耐えられるように構造計算して建てた住まいですが今年は建築以来の予想を上回る大雪です。気になって電話で様子を伺いました。
特に異常はない様子でホッとしましたが、近年は記録的な大雨や大雪そして暴風です。建物の設計に携わる身としては、万が一のことも想定して対処しなければならないと身を引き締めた次第です。
 さて、先日我が家の菜園で不可解な出来事がありました。収穫残りの小松菜の葉の部分が何者かに喰いちぎられています。何の仕業だろうと首をかしげて数日、犯人がわかりました。
 最初は、我が家を我が物顔で闊歩する野良猫の仕業? 猫はベジタリアンだった? なんて思っていたら違いました。
 ある朝、何気に畑に入ろうとしたら数羽のムクドリが小松菜の畝からバタバタと飛び立ちました。よく見るとそれらしい糞も残っています。
ムクドリもこの時期はエサが少なく、我が家の小松菜を食べに来たようです。残りは抜いてしまって、
次の野菜の土ごしらえを始めようと思っていましたが、しばらくはムクドリの餌場に残しておくことにしました・・・。

第160回 初午(はつうま)

 こんにちはバウハウスの三品です。先日は久しぶりの大雪で、我が家の周辺も20センチ近く積もりました。玄関から車庫、そして道路まではなんとか雪かきをしましたが、家の前の道路は雪かきを怠ったため、その後の寒波で路面がカチカチに凍りいまだに溶けておりません。
 前の道路はチョットした坂道で交差点もあるため、歩行者や車のスリップ事故が起きないかとヒヤヒヤの毎日です。降り積もった翌日にしっかり除雪をしておけば良かったと思っても後の祭りです。車に踏み固められアイスバーンとなった道路は日当たりの悪さもあってなかなか融けませんし、スコップなどでは歯が立ちません。
 さて、2月は節分ですね。節分は冬から春への季節の変わり目です。節分に豆をまく「豆まき」の行事は中国から伝わった風習で疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式で文武天皇の慶雲3年(706年)に宮中で初めて行われたそうです。私が子供の頃はどこの家庭でも行っていた行事ですが今自分はどうなんでしょうか?ちなみに私の家ではとんとご無沙汰です。
 そして節分が過ぎると初午(はつうま)があります。初午はお稲荷の名で知られている「稲荷神社」の祭日で2月最初の午の日に行われるため「初午」と呼ばれています。この初午が子供の時分には大きな楽しみでした。隣町に「竹駒神社」という日本三大稲荷と言われる大きな稲荷神社があって、初午には1週間ほど盛大なお祭りが開かれます。屋台や出店はもちろん、怪しい見世物小屋やサーカスまでテントを張るような盛大な祭りでした。レジャーランドなど無い昭和30年代ですから、子供にとっては、いや、たぶん大人も、一年で一番待ち焦がれたお祭りでした。私はこの日のために、正月から小遣いを貯め、指折り数えてこの日を待った記憶があります。
 このお祭り、今でも盛大に続いているようで県内外から大勢の人出で賑わっているそうです。仙台にこの時期に行かれる方はチョット足を延ばしてみてください。

第159回 謹賀新年

こんにちはバウハウスの三品です。今年もよろしくお願い申し上げます。さて、正月休み、いなさんはどんな過ごし方をされましたでしょうか?私は、例年ですと箱根駅伝のテレビ観戦が定番でしたが、今年は母校が予選落ちで不出場なのでこれを機に大晦日からテレビは点けず静かな年末年始を過ごしました。仕事始めまでの5日間、テレビの無い生活を体験しましたが普段の日常がどれだけテレビに毒されていたか改めて感じた次第です。
 その代わりと言っては何ですが年始は市内の有名神社の初詣を徒歩ではしご、いつもと一味違う年始を過ごしました。野田の神社と言えば愛宕神社、櫻木神社が有名です。どちらも通勤の道すがらにある神社なのですが普段はほとんどご縁がありません。櫻木神社は社殿も大きく立派なせいか参拝客が多く、出店も多数でており大勢の人でにぎわっていました。創建は851年と野田では一番古く、藤原鎌足一族の末裔が祭祀を継承してきたと伝えられいます。近年になってキッコーマンをはじめとする氏子が境内を整備、野田一番の神社としてにぎわっています。
 一方、愛宕神社は関宿街道と岩井に抜ける県道の交差点に位置し、創建は923年、社殿は権現造りで京都の愛宕から分霊し祭ったとされているこちらも歴史ある神社です。中でも、1824年に11年の歳月をかけて再建された本殿は社殿4面に精巧な透かし彫りの彫り物で施され件の文化財に指定されている見ごたえのある建築です。1824年というと13代将軍家定の時代です。この時代、これだけ立派な彫り物のある社殿を建築できたということは、当時の野田が結構裕福な地だったことが思いしのばれます。
 櫻木はようやく整備された綺麗な神社、愛宕は本殿の彫り物が一見の価値ある神社でした。キッコーマンや清水公園以外にこれといったものがないと思っていた野田ですが、新たな発見です。野田にお越しの際にはどうぞお立ち寄りください。

第158回 カエルの楽園

 こんにちはバウハウスの三品です。今年も残すところあと一月ですね。振り返ると、天候不順で長雨が続いたり、各地で風雨の災害が起こったり、ミサイル騒ぎで不安な日々があったりと例年にも増して落ち着きのない一年だったように思います。しかしこの時期、我が家の庭では樹木がいいあんばいに紅葉しここ数週間は目の保養をさせてもらいました。小春日和の秋の日差しに真っ赤や黄金色に染まった紅葉は日本の秋を美しく彩ります。自宅で居ながらにして紅葉が楽しめるなんて贅沢の極みかもしれません。
 さて先日、日本の将来を考えさせられるような本に出合いました。「カエルの楽園」百田尚樹著です。あらすじは、争いが日常化し身の危険を感じたアマガエルの「ソクラテス」が数人の仲間と国を捨て安住の地を求めて旅に出ます。途中、幾多の苦難に遭い、最後は仲間の「ロベルト」と2人だけになったソクラテスはナパージュ、(日本)という楽園のような国にたどり着きます。ナパ^ジュはツチガエルの国で、ソクラテスが国を捨て放浪し、仲間を殺されたり襲われたりしたつらい出来事や危険はどこにもありません。ソクラテスはナパージュの平和やツチガエルたちの優しさ親切さがにわかに信じられません。この国では一日中、楽しい歌や踊りや芝居があり、それを見るために多くのカエルが集まります。そんな状況を信じられないソクラテスは、何故、ナパージュが平和で他の国のカエルたちに警戒心を抱かないのか?聞き回ります。そして分かったことは、ナパージュには「三戒」という戒めがあり、それを代々守り続けてきた結果だというのです。三戒とは「カエルを信じろ」「争うな」「争うための力を持つな」です。ナパージュが長く平和でいられたのはこの三戒のおかげだとほとんどのカエルたちは信じ切っております。しかしそんな平和な国ナパージュにも異変が起こり始めます・・・・。寓話のような本ですが日本の未来を見通した名著です。続きはぜひ書店で手に取ってみてください。